風船に夢を結んで…

めいの家が始めたのは2005年、今年で17年目になる。改めて数えてみたら‥ちょっとびっくりしちゃった、あと三年で成人式って♡
めいの家を始めた翌年から私たちは近所の方々や家族さんや職員、じいちゃんばあちゃん皆でお手紙を付けた風船を飛ばしてきた。

みんなで飛ばした風船2016

大体いつも200~300個くらい飛ばす。みんな二つも三つも欲張って五つ六つ風船のひもを持ってる人もいる。毎回、全ての人と出来事に、そして出会いにそして今こうしてみんなで空を眺めていられることに「ありがとう」って言ってから飛ばすよって言ってんのに手を放してしまう人が絶対にいる。いるでしょ~「あぁ!」っとか言いながら放しちゃう人。毎年必ずいる。かならず。笑 この風船につける手紙は、全く自由。想像してみて‥散歩してたら木に引っかかってる風船見つけた、とかフワフワ飛んできた風船、あら?なんかついてるぞって手紙を見つける感じ‥開いた手紙がこんなやったら嬉しいなぁ‥って言う手紙を書いて欲しいとみんなにお願いした。いろんな手紙があってね、『焼き肉食べたーい』『元気ですか?体に気を付けて』『最近コスモスが咲き始めましたね。』『大阪から飛ばしました。そちらはどちらですか?』『いい一日に!』『お手紙ください、文通しましょ』『高齢者施設です。皆で風船飛ばしたの。受け取ってくれてありがとう』『返事欲しいわ。喜ぶ』『幸せでいてください。幸運の風船より』焼き肉はどうかと思うけど‥ちょっと嬉しくなる手紙が200から300,ご近所のみなさんや子供たちにも書いてもらって、職員もじいちゃんばあちゃんもみんなで書いて、めいの家の住所とそれぞれの名前を書いたんです。最初の返事は、かんたに来たの‼‼《めいの家:かんた様》って。みんな喜んだよーちゃんと封書のお手紙を送って下さった。朝、わんこのお散歩していたら木に引っかかっている赤い風船を見つけたって。そしてお手紙開いてみたら、『元気ですか、季節の変わり目ですね、お身体お大事に。拾ってくださってありがとう。』って書いてあったそうで心があったかくなったと書いてあった。早速ご返事をした!この手紙はなんと仙台から来たんだ。すごいよね。飛んでいくんだねぇ‥遠く遠くまで。それからも名古屋の方、高槻の方、いろんな地域の方からお手紙が届きみんなで大喜びした。皆で飛ばした風船を、«出逢い≫にしてくださった方々に感謝しているし、心があったかくなったのは私たちの方だと伝えた。   また、こういう日が来ますように。思い出巡らせて、懐かしさと羨ましさと、ちょっとの悲しさと、負けんぞ!って言う鼻息が混じるお話でした。みなさん、風船一緒に飛ばしましょう‼‼きっと、きっと、いつかきっと、ね。