点灯式

12月３日日曜日。私たちの朝は早かった。便利屋ももぞうの指示どうり、イルミネーションの取り付けが始まった。「できなかったね、今日中は無理だったね。」とは絶対に言えない今日が始まったんだ。６時から点灯式。絶対にそれまでに終わらさなきゃいけないんだ！…というプレッシャーの元、屋上には公平と雅矢、地上には蒔野と彩子とぴいと私。そしてももぞうさん。隣町まで届きそうなよく通る声でももぞうさんが指示を出す。怒っているような大きな声なんで怖いけど怒ってはいないらしいわ。今年のテーマは「おとなブルー」。　　　子供っぽいイルミネーションオーナメントは排除して、大人なイメージでブルーを際立たせようという感じで。

作業中も、なんなら点灯式が決まった日から私たちは不安だった。四年ぶりのこの会に果たして本当に誰か来てくれるんだろうか？４年前のおチビちゃんたちはめいのこと覚えているのだろうか？ってね。誰も来てくれなかったら私らと職員の家族と利用者さんとその家族で大いに盛り上がろうじゃないかって…強がっていた。‥…そしたらね。

駐車場が満員になるほどの人が集まってくれて。「ねえ、私誰かわかる？」ってね一年生だった小さな女の子がもう４年生で。お母さんとじゃなくてお友達と来てくれて、ベビーカーに乗っかってた子がお兄ちゃんになっていたり‥歳月を感じつつ　皆さんが来てくださったことにほんとに感謝とびっくりで。めいの家ってこんなだったなぁって記憶が呼び覚まされた。ワーギャー言いながらビンゴ大会を終え、炭で焼いた焼き芋、一瞬で完売‼‼‼素敵な夜。