「家族」の話をしよう。

学校と一緒で、施設も家族はモンスター‥という場合も ある。もちろんいろんな人がいていろんな場合があるのだけど、そして、いろんなモンスターがいるのだけど…。自分の身内の事だけを考えすぎて、周りの何たるかが見えなくなって身勝手に聞こえるようなことをいっぱい言う。全ては我が身、我が親、我が連れ合い、我が兄弟姉妹のため。全ては大切な人の事だけを考えた結果、それ以外の見えないものが増え続けたから・・。モンスターは情に絆されやすい。愛情が大きいが故 なのだ。その大切な人以外見えなくなったモンスターと対峙する職員は、いったんその家族を大嫌いになる。だって、自分のことしか言わないんだから。自分ちだけ大事だから。一旦、大嫌いにならせてちょうだい。笑 そして、年月をかけて私たちと家族は愛情と信頼を積み上げていく。大切な人を守る、というミッションの方向が同じだと知る。言いにくいことも言えるようになり、弱い部分も見せられるようになり、愚痴も文句も嫌味も言う、そしてお互い受け止める。友人のような、親戚のような、ご近所のような‥「大切な方」を見送った後は、この関係には終わりがあると思ってたんだけどね。そうでもなくてね。何年たっても文通しているし、メル友だし、旅行に参加してくださったり、おやつ届けてくださったり、一緒に山登ったり、食事に誘ってくださったり、職員みんなと飲みに行ったり、メールで素敵な動画のクリスマスカード送ってくださったり…ね。「この人と闘った日々」を想いながら、今の関係を誇りに思う。モンスター家族は私の宝の一部だから。‥…と、やっと最近言えるようになった。学校と違うのは3年間という期間に区切りがないこと。もっと短いかもしれないし何倍も長く付き合うかもしれない。そして、巣立っていくのではなくて、見送って終わる場合がほとんどだ。心通わせて送りたいと常々思っている。

そういうことじゃないのに、っていう行き違いや なんでよ!っていう苛立ちや このやろう!っていう腹立ちや‥とにかくご本人には何されたって心底腹が立つことはないけど、ご家族にはある。心底とことん分かり合えないと思うことが ある!他人の客観的な思いや考えと まっすぐその方だけを見ている思いは時折 真逆になったりする。いつも難しいのは家族 なんだ。そして、私たちを救ってくれるのも家族だ。「いつもありがとう」「ここに来てよかった」「あなたに会えてよかった」なんて言ってもらえるんだよ。幸せが過ぎる‥でしょ。嫌なことも何もかも吹っ飛んでチリになる。

新しいじいちゃんばあちゃんとの出会いは、新しい家族との闘いでもある。笑  新しい闘いの準備はできているのだ‼‼‼

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