女の子って…。

うちには今まで何匹もわんこがいたし今もいる。
いるけど、女の子は一匹だけだ。
犬だって違う。女の子は女の子。生まれ持っての女の子。
したたかでチョイずるくてあざとい。
「わたってかわいいでしょ。」って上目遣いの妖艶さを醸し出してみたり、ふてくされてみたり、じっと目を見て潤んでみたり、ね。女の子だなぁって常々思っているわけです。

☝唯一の女子　松子ちゃん♡

そんな「女の園」がめいの家にもあって。ギラギラした目線も、いじわるなやり取りもある。ただ、長い人生を歩んできた方々だから弱っちくておどおどした人なんか一人もいない。入居の方には、ね。以前　入職された女性が入居者の意地悪に耐えかねて辞めたことはある、ほんとにあった申し訳ない話だ。そこに座るな、私の食器を触るな、トイレを使うな、kitchenに立つなめざわりだ、あっちに階段があるから降りて帰れ・・など散々な目にあったらしい。知っていたらもちろん止めるけど古株の職員にわからんように意地悪するコツを知っている。質が悪い。でもそれに立ち向かわんと続かんのだ。頼む！すぐ教えてほしかったなぁ‥‥。ともあれ‥‥新人の婆様が来て二週間経った。さもありなん‥意地悪は始まっていた。そこの席は私の席や、私の顔見んといて、早よ歩けへんの？いややわぁ、トイレの紙使わんとって‥とか言う。後はそうね、無視。聞こえんふりする感じかな。まるで小学生。怒られんように職員の顔色見ながらする。ところがどっこい、新しい婆様は耳が少し遠いので全くその意地悪の意味が分からん‥てか聞こえん。なんでも「ありがとうね」「ごめんねぇ、すること遅いやろ。」「あんた座るか？わたしどこでもええよ」と先に言ってしまう人で辛抱強く優しい。あえなく集団意地悪は終息を迎え…何ともみんな仲良くおせんべいを分け合うお仲間になりましたとさ。女子はしたたかでチョイずるくてあざとい　けど単純に可愛い生き物です（私も女子）。新しい風を受け入れるための通過式みたいなもんで蓋開けてみたらご近所さんみんな仲良し‼‼ってね。コテツとも仲良しなって安心安心！

亀の甲より年の劫‥私なんかにあれこれ言われんでもちゃんと生きるすべをご存じなみなさんでした。

今日も又、おやつを譲り合いながらテーブルを拭く人、コーヒーを持ってくる人、わんこのトイレシートを替える人、掃き掃除をする人、…みんなで手分けして「ごめんね」「ありがとう」「助かるわぁ」ってね、声掛けあいながらご近所さんは仲良しさんです。