素敵な日

2年前にめいの家を辞めた「お祭り男」から連絡が来た。
「お久しぶりです。元気ですか?」ってLINE。
ん?んんん?
「今バイトとかできます?」ってね。
笑っちゃった。
どんな気持ちで辞めたとしても、その時はめいの家が大っ嫌いだったとしても
そんなことはなかったことにして私にバイトさせてって言ってくれる、いや私やめいの家を覚えてくれてる、めいの家!ってなったってこと凄ない?!?!?
ん?何がって…2年前に辞めて、今連絡してみよって思ってくれたことが、やないの!
わかった?!?
わたしゃ、笑った…。

職員が辞める時、私は絶対に止めはしない。きっと思い悩んで決めたんだろうし私のとこに言いに来るときはもう腹は決まっている。まさか止めてほしくて辞めるなんて子供みたいな、駄々っ子彼女みたいなことはしないと信じてるからさ。言ったことはないけど「あーもうあんたに会えなくなるんかぁ、もうあんたと馬鹿話しながら踊ることもふざけた仮装することもなくなるんやね。寂しくなるねぇ。」って思っている。いつもいつも寂しくなるなぁって辞めたら嫌だなぁって思ってる。でも決して言わない。絶対言わない。後追いはしないし、情けない顔も見せない。言われた方がそれで気持ち変わって辞めなくなったとしても‥また同じことは起こるし、私はずっとその子に気を使い続ける事になる。「辞めたくなってないかな、毎日楽しいかな、残ったこと後悔してないかな。」などとつまらん気を遣うくらいなら辞めてやりたいことやってくれ!と思う。

でも、だから、連絡があるとたまらなく嬉しい。めいの家が嫌じゃない過去なんやって思えるからね。その「お祭り男」は夜勤でバイトしてくれることになった。また、職場で会える楽しみができたやん!

こういう小さな幸せが積み重なって、私の穏やかで優しみの深い今日があるのです。

Screenshot

5年前の文化祭で。

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