サーファー薬剤師:勝田さん!

20年くらいの付き合いになる。堀江基先生の相棒さん。
薬で分からんことあったらすぐ勝田さんに聞く。
この薬はどうか?ほかに選択肢は?副作用は?先生にご意見までしてくれちゃう。自分の薬の相談も、入居の方の相談も、家族の相談も、何だって、いつだって聞いてくれる。ある夜は、22時頃。「この眠剤と向精神薬は一緒に飲まなきゃダメ?」という問いに23時まで付き合ってくれた。ある日曜日は、持って行ってあげる!とドクターに連絡し調剤薬局に走り、めいの家にいつもと同じの笑顔でいつもの木曜日みたく持って来てくれた。ある?日曜日のに、休みの日にそんなことしてくれる薬剤師さん会ったことある??            賢そうにもしないし、偉そうでもない。ポヨヨンとしてて穏やかで優しい。

そうなんよ。こうしてめいの家は支えられて どんな強風にも荒波にも大雨にも耐えてしっかり立っていられるのだ。…そう彼は海が好きすぎるサーファーさんだ。一年中真っ黒けで でも白衣の上からはサーファーさんには全く見えない。この夏、勝田さんは薬局を辞める。ゆくゆくは大好きな海のそばに移住する目的を持った素敵な退職だ。

私もかつて若くてぴちぴちしてた高校生の頃 伊勢のだるま食堂の前の浜でサーフィンを始めた。サーファーを彼氏にもつ可愛い彼女さんたちは浜で波に乗ってる彼を見つめ肌を焼きながらサーフボード片手に帰ってくる彼氏を待つ。私はその「待つ」行為が無理で一緒にやろうと奮い立った。大きな大きなサーフボードをもってパドリング(サーフボードに腹ばいになって手で漕いで沖に行く)してサーフボードにまたがって波を待つ。誰より早く波を察知して乗る!いやぁ私はぷかぷか浮いてただけやけど…大体付き合った男の子がサーフィンするから、私も‥みたいな感じの不純な動機。ほとんどが長続きしない。私にはジョーズが出てきたら死ぬな!という恐怖しかなかった。そもそも私は泳げないので。

勝田さんはそんななんちゃってなサーファーではなくて毎週愛知の海まで通い詰める本当に海大好きさん。お別れの前に一度くらい波に乗ってる勝田さんを見たかったなぁって思うけど‥海は苦手なんで付いていくことはできない。

何回も言っているけど、めいの家は周りの方々に支えられて今がある。もちろん勝田さんもその中の大きく影響を及ぼしてくださったお一人で、勝田さんがいないとどうやって誰にお薬相談したんだろうかって…煮詰まったかも?私の今のお薬知識は全て勝田さんからの受け売りなんでね。もう20年のお付き合いなんでね。一つ、寂しくなります。

「この携帯はぼく個人の携帯だから これからも繋がるんでいつでも電話して。」って言ってくれた。よーし‼‼‼‼よーしよし‼‼‼‼私は掛けるよ!勝田さん。

サーファーが欲しいもんなんかまったくわからんからさ、ムラサキスポーツをウロウロしてお姉さんつかまえて何をプレゼントしたらいいと思う?って難しい質問をして、サーフボードいっぱい書いてあるポンチョとウエットスーツを洗うシャンプーを買った。ぴいと私は自分では絶対買わないだろう可愛いプレゼントが買えたと喜んだ!

みんなのめいの家を支えていただいてありがとうございました。安心しきってた‥寂しくなる、ほんとに寂しい。

勝田さん、またね。また必ず会いましょう‼!

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