あけましておめでとうございます!
おめでとうございます!2021年ですね。
私たちは、大晦日の夜に「良いお年を」とご挨拶して
13時間後には「あけましておめでとうございます」とご挨拶する。
いつも通りの夜で朝で・・でも新年です。
入居施設は、世間の多くの方々のようにお正月休みはなく、皆元旦からいつものようにここにいる。デイサービスも休まないのでいつも通りお迎えに行ってここにいる。違うのは皆で御節をつつき、お雑煮を食べる。お正月っぽい!初詣は毎年、利用者と一緒にワイワイ出掛けて屋台を存分に楽しんだりお酒飲んだりしていたけど、今年は寝正月。
お餅つきもしなかったので市販のお餅を買ってきて、テレビ見ながらゆっくり過ぎる時間を過ごした。
そして、苦渋の決断。お正月から家族の面会を再開した。
いつまで?どこまで?コロナウイルス感染症は今も第三波の中に在り収束の見通しなど立たない中。いつまで?家族に会えないんだろう?できないや、しかたない ってところからどうしたらできるようになるか考えないといけないと強く思う。
zoomを使ったりのWEB面会などが新しい日常だとしても、爺様婆様方には何のこっちゃわからんからね。画面越しに会話できる方はたぶん一割ほどか。
寒い駐車場だとしても 目の前で会えなければ 声を聴かなければ家族を遮断した人生になる。この先ずっと。
私たちがウイルスを持ち込まなければ感染しないのだから。コロナウイルスに感染させるわけにはいかない。絶対に感染しないで生きなければいけない。
それが介護士の使命になっている。
私たちが感染させる、そして感染したら利用者は「死ぬ」。
それを恐れて慄いて苦しんでいる。
職員は皆、去年の二月から外食外出禁止で、究極必要最低限の買い物にしか行かない生活をもうかれこれ一年間送っている。
いったいいつまで職員の糸は繋がるのか、
いったいいつまで笑っていられるのか
緊張しっぱなしの生活はそう続かない。笑わなきゃやってられない。
今年は、質と形を変えてたのしいことをいっぱいしようと決めたし
出来る限りの安全対策でご家族と楽しい時間を過ごしていただく方法を探ることが介護士の使命だと転換することにした。
いつも通りの夜が明け
いつも通りの朝が来て
「いつも通り」の素晴らしさを実感しながらゆったりまったり過ごせる今年でありますように。
ほっこりした幸せは、いつも通りの中にあるんですよね。
どうか皆様も、ご自愛ください。
そして、止まった時間を「いつも通り」楽しんでください。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。