清木紳平医師

去年、心臓を取り巻く血管、冠動脈が細~くなってて、しかも4個も!入院して、手術もして、初体験だらけで吐きそうなぐらい緊張してた私は、実は実はね、一回目の手術の前の日 どうにか帰ろうとしていた。そっと着替えて脱走を企てていた。だって!だって!説明に来る人来る人‥痛いと思う、みんな痛いだろうなぁって言うもん、太い針やし 麻酔手首だけやし 動いたらあかんし そりゃあまぁ痛いと皆さん言われます‥とかね。脅すわけ。私を今世紀最大の怖がりと知ってての事か?でも、そんなに怖くても私は眠れる。大したことないじゃん!って思う?それとこれとは違うのよ。そんな時。

そんな時に、私の主治医はやってきた。「恋人はサンタクロース」みたいやろ!笑 清木先生はきっと覚えてないだろうなぁ、「大丈夫、痛くないように頑張るから!」そして「明日、よろしくお願いします。心配なことがあったらいつでも言ってね。」…。人には、いや私には安心できるワードがある。精一杯私を励ましてくれているこの人が私の執刀医ならもう何も言うことはない。ないのよ。素敵なイケメンで(イケメン関係ないって?そんなわけないやん。イケメンでいい奴やで、最高やん!)心尽くしてくれる人で、痛くないし、手術中に居眠りできる冠動脈バイパス手術をする医師だぜ!‥…その大切な私の主治医が‥‥3月16日にいなくなる。はぁ~~~~!

兵庫県伊丹市市民病院の循環器内科に行くんだって。勉強しに行くんだって。一生勉強、これで終わり はないんだろね、お医者さん。毎日会ってたわけじゃないし、これから手術の予定があるわけじゃない。だから先生が済生会千里にいたってそんなに会う機会があるわけじゃない。でも、伊丹かぁ…。遠いような近いような…。そして、私の主治医じゃなくなるしな‥。寂し…。

清木医師の何がそんなにいいのかって言うとね、「距離」かな。遠い上の方から話しかけられてる感がない。嫌なことは嫌だと言える。わからなければわかるまで説明してくれる。我儘言っても付き合ってくれる。急いで診察終わらせようとしない。私の好きなちょうどいい「距離感」にいる人だ。私のイメージが悪いのかな?医師ってパソコンしか見ない。私の顔見ないでパソコンの画面の症状と薬と検査結果だけが「私」だと思ってない?目の前で話してる私には興味ない?‥…っていう画面の私と対峙する医師が嫌いで怖いんだってことを、清木医師と出会って理解した。清木医師は「私」の顔を見て話してくれて、「私」を治療してくれていると感じられているところが一番の安心感で信頼度180%なんよ。…。その一押しの医師が!いなくなる!悲しみ‥辛み‥。

大切なのは関係を築くこと。私たちの仕事も同じだ。自然にその人となりをちゃんと見て 目を合わせて、その関係を始めよう。人と生きる一番大切なことを教わった。また会える、必ず‼‼‼ねっ‼‼‼

愛すべき主治医‼‼‼‼‼行ってらっしゃいっ‼‼‼‼‼‼‼‼またね‼‼

(今が見ごろのミモザ‥花言葉は「感謝」)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

老化×2

次の記事

アメリー