師匠:岩崎史恵

何年か前から、ピアノ弾きたいと思いあちこち電話したり見に行ったり・・でも私のやりたい事じゃない教室ばっかりで断念続き。
ばあちゃんたちが歌う歌の伴奏だったり、私の好きな曲を弾き語ったり、とにかく好きな歌を弾きたかった。
世の中のピアノ教室はそれを許してくれない。バイエルを差し出し、童謡の本を差し出し「まずはここから始めてもらわないと」と言うの。ちがうんだなぁ・・ほぼほぼ諦めかけた頃、めいの家にコーラスのボランティアで来てくれていたピアノ師にラブレターを書いた。私の好きな曲をピアノで弾きたい事、教えてくれる方いないだろうか?と心を込めて書いた。そしたら、私!!と手を挙げてくれた人 岩崎史恵この人であります。安物のキーボードしか持ってない私の夢のピアノと向き合う日々が始まった。
中学生の時に、嫌々習わされ泣きながら弾いていたあのピアノの前に望んで座っているこの不思議!
ところが、この先生!!わたしのやりたいことをやりたいようにやらせてくれる。どんな曲も、どんなジャンルも、聞いたことが無いって言いながらも私の言うままに選ばせてくれて、弾き語りたいといえば伴奏の楽譜を、ギターやドラムと一緒にと言えば全部の楽器の楽譜をこれまたとっても楽しそうに一緒にウキウキ揃えてくれる。音痴も編曲すごい!って褒めて、ぶっ飛んだリズム感を独創と拍手してくれる。   これはもう!!調子に乗ります、私。
30分レッスンして3時間喋る。レッスン止めて飲みに行ったりする。
ただ超絶楽しい!!!いつのまにか・・ピアノが楽しくてしょうがない生活の一部になっていった。
いろんな 多分簡単な曲をいくつか弾いた後、初めての長編「世界に一つだけの花」の連弾に挑んだ。楽譜を渡され、普通に受け取ったがびびった!こんなん絶対無理っす。
心がボキボキに折れた。簡単じゃない、この歳で始めるのはなんだって簡単じゃないんだ。やっぱり無理だなぁ。
と辛い私を知ってか知らず先生は、絶対にできる。出来るに決まってるじゃない!どうして?と言い、「簡単じゃない事は楽しいよね」と笑った。
「簡単じゃない事は楽しい」なんて頑張る生活してないもんで、その言葉の意味を理解するのに半年かかったけど。
楽譜読めない、指動かない、眼まで悪い私をずっとずっと笑って励ましてくれて、4か月後のクリスマス、みんなの前で一度もミスをせず弾き終えたことのない「世界に一つだけの花」を二人で弾いた。あと何小節かで終わるぞ!!と言う時、「泣く!」「泣く!」と呟くちかえちゃん。えー!!!今かよ!!今泣くんかよ!
弾き終わり、ぐじゃぐじゃに泣いてくれているちかえちゃんを見ながら、そんなに泣いたら私ゃ泣けんわ と笑ってしまった。
確かに、簡単じゃない事の達成感は、この嬉しさは諦めなかったからあるんだと思った。
この気持ちを知ることができたのは、私のピアノの先生がちかえちゃんだったからだ。このクリスマスパーティで、職員4人とちかえちゃんでバンドを組んで「クリスマスソング」と言う曲を演奏した。素人相手にめちゃくちゃ楽しんで教えてくれて褒めてくれて励ましてくれた。学園祭を頑張ってた学生の頃の私がいた。バンドメンバーはちかえちゃんを「師匠」と呼ぶ。愛を込めて呼ぶんだ。こんなに周りの人のことをいっぱい幸せにできる人がいるだろうか?
どんなことにも惜しみなく笑顔で向かってきてくれる音楽家が私の前にいる事、私と知り合ってくれたことの感謝、
今から先の私の音楽生活は、きっとちかえちゃんと共にある。
楽しくてワクワクする毎日だと想像できる。

いくつになってもどんなことを始めても簡単じゃない事は楽しい!!
ちかえちゃんの教えは人生を変えた。

今月から私、あいみょんさんの弾き語りに挑戦だ。

ちかえちゃんはすでに楽譜を用意してくれて私よりワクワクしてくれている。

いまにみてろよ!すごいやん!!!って言わせてみせるよ、ちかえちゃん!

 

 

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