家族が利用者、家族が職員、職員が利用者

五月丘北に来て20年近くなる。長いような‥あっという間‥違うな、やっぱり長いな。
たくさんの出会いがあって、お別れも数えきれない。ここで看取ったお別れだけじゃなくてね、辞めた職員やよその施設に行った人、転職した業者さんや、お別れした利用者さんのご家族も お別れ…ってもう多分お会いすることはないと最後に感謝を伝え見送る。

ところが!最近びっくりすることが続いて起きた。びっくりはびっくりでも ‥‥嬉しいびっくりなんだ。まず、元家族のデイ利用、次に元家族の職員雇用、そして元職員のお母さん入所。時代とともに関係も変わる。何かの転機に、うーんって考えた時に、あ!めいがある!めいの家に行こう!めいの家から頼まれたら行ってやろうか!どれだろ?どれでもいい、思い出してくれたんだ。繋がってるんだ。

もう10年近く前に、送迎して掃除して、洗い物やゴミ出しや 職員の手に負えないことなんでもしてくれてたおっちゃんがね、職員の健康診断で肺癌見つかって…セカンドオピニオンついて行ったり、お家にお邪魔したり、徐々に痩せて弱っていくおっちゃんを目の当たりにして、最後はデイに通ってくれた。そして亡くなった。その時もご家族から「今の生き甲斐はめいの家に通うことやから」と言ってもらった。入居者、利用者にも 職員にも家族にもお付き合いのある業者さんやご近所さんにも なんかあった時はふっと思い出してもらえる私達でいたいって思ってたら、思い出してもらえたーーーー!

「お別れ」って決して最後じゃないね。またいつか会いましょう‥またね。ってことやね。

みんなに会えている今が、嬉しくて幸せな私です。

新しい関係、welcome‼‼‼‼‼

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