雅矢のねりきり

日本の菓子は美しい。どうにかみんなと作れないか と思い12か月送られてくる「練りきりを楽しむ会」というキットを申し込んだ。書いてある通りにやれば誰でもできると思っていたが…。書いてあることさえちょっと理解できずにいたら、毎月毎月‥もう4セットも届いてしまった!だめだ!このままじゃ放置してる間に全部腐ってしまう!…と思い浮かんだのは めいの家で一番のパティシエさん山本雅矢に「実は。」とねりきりについて熱い思いを語ってみると。夜勤の時に 朝ごはん作るついでに作ってみようかと 快諾してくれた。

春;なのはなとさくら

これを6月の末に作ってくれた。だけど、思いのほか大変な工程で、なによりこのお花の形にする形成がえらいこっちゃな時間がかかるんだとか。夜勤に、しかも朝ごはん作るついでに、なんてとんでもない、らしい。えらいことをやり始めてしまったと大きく後悔したんだって。

右上 ねりきりでアポロチョコを作ってみたそうです。

初めて作ってこのクオリティが 上手いのか下手なのか 見る人によって違うかもだけど 作る前からダメだーってできないってあきらめた私と由香はただただ感動した。うっすら花びらがピンク色のグラデーションだったり、黄色に菜の花だと思わせる小さな花が描かれていたり、ねっ‼‼‼‼‼なんかもうすごい!としか!!ねっ。感動しかない!!

そして昨日。第二作目。

いちこの上の小さなイチゴ‼!

ひまわりと葉っぱ?私専用いちこいちごのねりきり。みんなおやつにいただいたのです。雅矢が作ってくれたんだよと言っても信じない。「うそよー。買ってきたんでしょ。」って。そして、おいしい。売ってるくらいおいしいのです。

何でもやる前から諦めて しり込みして 誰かに頼って 託していたら こんな感動を与えるものは作れない。誰かの頑張りと努力とあきらめない力がこうやって小さな感動をいっぱい生むんだね。この雅矢のねりきりはお腹に入って終わりじゃない感動の記憶になった。

説明されてもわからないんだけど、同時進行で二つの作業を行い、分量をきっちり図りながら外側が乾かないよう気にして、色を付けたり丸めたり、そして一番面倒なお花や葉っぱに形を作る…らしい。

次は、せめて教えてもらいながら諦めないでやってみようと思う。「できないっ」って言わず、上手じゃなくてもやってみようと思う。

ねりきり作成にかかった時間は8時間。20個ほどのねりきりができたそうです。皆さんはちょっと濃い緑茶とこの生菓子を楽しまれました。私もゆっくり味わいました。良き時間でした。 ありがとう。

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