幸せか、否か。

「母は最期をここで迎えられて幸せだったと思います。」
「きっと最後の〇年間が一番穏やかだったと思います」
「ここで看取ってもらえて本当に良かった」
‥‥・と介護士冥利に尽きる最後の言葉をいただくことがある。本当に嬉しいし、幸せなのは私達です、と言い返したくなる。そう思ってもらえるだけで辛いも苦いも何もかも吹っ飛んでいく。
でも 果たして本当にそうだろうか?!
もしこうなら、もしあの時、もし‥もし‥もし‥。
言っても仕方ないことだけど
ここが本当に最善だったかと私は私に ずっとずっと問い続ける。

最愛の方の最善で最高の最期。「これでよかったんだ」と言い切れるご家族の強さ、優しさ。それに見合う覚悟を持たないとと思い続ける。「幸せでしたか?」と問うてみても もはや返事はない。また逢えるかもしれんいつの日かに聞いてみよう。「私に会えてよかった?わたしはたのしかったよ。」と。

同じように、コテツにもアメリにも思う。ここに来て、ここに住んで、普通のお家と違ってるけど、幸せですか?ここで毎日安心して暮らしてますか?ってね。聞いてみたいねぇ。これもまた、私たちは君たちに出会えてホッとする時間や優しい気持ちになれる時間をもらってね、幸せです‥と言い切れる。ありがとうって思ってる。

お互いにね、言いたいことを言ってね 家族未満だけどしばらくの人生を共にする相手として向き合う感じは持ってたい。お客様じゃないし、友達じゃない。親じゃないしさ、でも敬意をもって同じ高さで生き合いたい。

喧嘩するほど仲がいい‥とは言わないけど 喧嘩も日々のレクリェーションではある。言いたいことも言わずふつふつと溜めまくってるよりは全然健全だしょ?笑わないと!泣かないと!怒らないと!悩まないと!持ってる感情は全部使わないと!この世界は楽しめないんだ。

ここで一緒に生きたことを誇れるように 私は毎日をフルパワーで暮らしぬいていこうと思う。

今日、お手紙をいただきました。

「めいのみんなと出会えた家族も幸せだった」と書いてくださっています。心に染み入るカードです。また、私たちの宝物が増えました。感謝しているのはあたしたちの方です・・・。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です