二十八話 ひっちゃかめっちゃか叫び暴れ殴り蹴り 笑えないって!!
理屈っぽく、昔のことをすぐに持ち出す性格で、常識的な部分に欠けた人。浪費家だが自分のことにしかお金をかけない。いろいろなものを溜め込むがだらしなく片付けられない、物を捨てられない。四人兄弟だが誰とも仲良くない。平成29年 […]
二十七話 忘れたい事がいっぱいあるから
「おふくろは、忘れたい過去がいっぱいあるから認知症になったんだと思います」電話の向こうの声に、言葉をなくしていた。そうかもしれないと思った。何もかも鮮明に覚えていたら生きているのが辛すぎるから、キラキラした時代のことを記 […]
二十六話 記憶にないおふくろの味・・。
お見合い結婚したご主人は豪華客船の乗組員で、一度航海が始まると3ヶ月から6ヶ月は帰ってこない。その間、実の母に3人の息子と家のことを任せて「私は買い物担当ですから、お料理やなんかの家事はしませんの」と笑う。毎日のようにデ […]
エンディングノートにハマるの巻
新しく入居する方を迎える時、必ず話すことがある。今後、延命をお考えですか?それから、どこで亡くなりたいか‥という事をお考えいただけませんか?と話す。多くの方はまだまだそんなことは考えたことがないし、でもぼちぼち考えないと […]
二十五話 爺様がつないだ絆
8月16日、昭和、平成、令和を仕事一色で生き抜いた爺様が旅立った。爺様は、最愛の妻に先立たれ一人で暮らしてきたが、認知症を発症しデイサービスにやって来た。大柄の爺様は社長さんらしい風貌でちょっと上からモノを言うが笑顔の優 […]
ベタープレイス株式会社って名前の由来・・。
「あなたは子供の頃になりたかった自分になれていますか?」という問いに「はい!」と答えることができる人がどれくらいいるんだろう?私の子供の頃になりたかった私ってどんな人だっけ?って思い返せないくらい私はごくごく普通の何のと […]
忍び寄るコロナ 私の妄想
子供の学校のクラスから、夏休みの学童の生徒から、葬儀で会った母の兄弟から、別世帯の兄の会社から、ご主人の会社の同僚から、いつも行っているスーパーの店員さんから、コロナ感染がより身近になって来た今日この頃です。コロナワクチ […]
二十四話 大正三年生まれの爺様 今なら犯罪級。
最初に知り合ったのは奥様。小さくてかわいくて「あれぇ?知らんよお」ってすぐ忘れちゃう。可愛い笑顔で「知らんのよぉ」って言われると、ま いいかってね。何でもすぐ忘れちゃって、忘れたことも忘れちゃう可愛い婆様が、唯一覚えてい […]
二十三話 ダンディ爺様の取扱説明書
昭和の初めに生まれた爺様の話。戦前戦中戦後の激動の日本を青春時代に経験している。私たち戦後の人間にはわかるはずない人生を生きている。そして、何の趣味もないまま生きる事だけに一生懸命だった分 一度楽しいこと知ってしまうとも […]