写真

机の上も、中も汚い私はちょっとごそごそすると、あらら！うわー！すごいな何だこりゃ！ってくらい懐かしいものがあれよあれよと出てくるわけよ。
その中に…今年の元旦に亡くなった私の「天敵」の写真が出てきた。
ひとしきり机の下に座り込んでカンカンの中に入っている写真と彼女が集めていた各地の絵ハガキを見ていると夕方になっていた。出会いから亡くなるまでの６年間の闘いを思い出しながら…写真の中の私がまだ出会っていない若い彼女は笑っていた。その日のうちにカンカンごとレターパックに詰めて妹さんに送った。元気にしておられるかな、という気持ちも大いにあって短い手紙を添えた。

次の日にLINEをいただいた。『彼女の後片付けもぼちぼち終わりそうな時にまた追加が届きましたー』って‼‼‼‼大笑いしてしまいました。懐かしいご家族の懐かしいフレーズ‥いつもの感じ！ってジーンときました。もう半年経ったのかって‥まだ半年なのかって‥寂しいことで。こうやって別れがあって出会いがあって私、今もここに座ってて‥また看取り、また出会う。

その度、こんなにやんちゃで暴れん坊で、楽しい人にはもう二度と会えないや、って思う。私が忘れない限り写真と同じ、色褪せない。汚い机の引き出しから思い出があふれる。そうか！そのためにあるんだな、私の片づけられない引き出しは！な！そうなんだな！笑