団塊の世代

団塊の世代とは1947年から1949年に生まれた800万人を指すらしい。1957年から1973年までの高度成長期に頑張った若者たちのことだそうだ。
なぜか団塊の世代は嫌われているらしく、「団塊の世代が歩いた後にはペンペン草も生えない」なんて言うらしい。
なんのこっちゃ?って思うけど。ほんとかどうか知らん‥けど。
団塊の世代は「古い価値観」を引きずっているらしい。そして他の世代より圧倒的に数が多い世代ということだ。
戦後の時代の担い手として活躍してきた団塊の世代人はプライドが高い。男尊女卑が普通な感じ。女を下に見てるとかじゃなくてそれ普通ね、はなから女は男のために家を守って男に尽くすと決まっている。嫁を外に出さず、働かさず自分が馬車馬の如く働いてきたその自信とか頑張ったプライドが強すぎて「わしらの若いころは‥」ってすぐ言っちゃう世代のようだ。その時代の、団塊の世代人が入居になるってことが、最近増えてきた。「団塊の世代 めんどくさい」ってネットでも出てくるけど私はわりと嫌いじゃない。自分勝手で嫁や子供たちへの思いやりに欠けてわがままで外ずらばっか良くて偉そうでプライドばっか高くて、言ってること自分中心無茶苦茶で人の意見に耳を貸さん…笑 言い過ぎ、ひどい!笑 でも私はわりと嫌いじゃない。子供のまま大きなった感じの爺様方だ。しかも70年、80年そういう考え方で生きてきたものがそう簡単に‥ねぇ 変わるわけない。変えようなんておこがましい。

家にいたら、奥様を顎で使い言いたい放題で勝手気まま。デイサービスに来たら「嫁が待ってる」と勝手に帰ろうとしたり寝てばっかで過ごしたり、友達もできない。なんでって?自分の自慢しか仕事自慢しかないからだよ。仕事以外のコミュニティがないの。グループホームに入居したら「自殺する!」と脅したり何もせんと食っちゃ寝食っちゃ寝今度は職員と入居の婆様方を顎で使う。また、奥様が認知症になった場合も同じで。偏見と差別がすごい。自分の嫁はそんなきちがいみたいな病気にはならないと言い、認知症を理解しようとする努力はない。自分の知識と経験が全てなんだ。やわらかい脳はない。分かり合えるまでには長い長い時間がかかる。果てしない‥…。

まぁ‥これは「団塊の世代」だけじゃないんだけどね。亭主は気ままなもんだ。だけど、仲良くなると一気に距離を縮められる。どんな世代も相手を信頼してよく知る努力をすることなんだろうと思う。だけど、面倒なのはホント。プライド傷つけないように言葉選ばないと取り返しは効かない。私を思いやってくれなくても、思いやってあげないとダメ。傷ついちゃうから、すぐ拗ねちゃうしね。団塊の世代の爺様方とはとにかく仲良くなって友人になる。そして将来を語り合う人になり、弱音を吐ける相手になる事が私の役割だと思ってる。

それはそれは楽しい時間だ。仲良くなっていく過程は本当に楽しい!

そして何より誰より 彼らはみんな 奥様が一番大切だ。奥様がいないと生きていけないくらいに、愛している。…それがわかっているから嫌いになれないんだと思うんだ。一緒に暮らしていなくても、程よい距離感で奥様を思いやってほしい。夫婦を続けていってほしい。がんばれ!団塊のめんどくさい爺さんたち!

寒いけど、今日も青空!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

グループホームからのお知らせ

次の記事

我が闘い。