十七話 みんなが憧れる死に方
ついこの間、7月11日に93歳のおばあが亡くなった。前の日、朝も普通に起きてきていつも通りパンとコーヒー、ヨーグルト。食べた後はうたた寝。両手で頭搔きながらゆらゆら寝ていた。これ、いつものこと。お昼は厨房さんの手作りコロ […]
十六話 胃ろうからの完全復活!エビフライたべちゃった?!
私の知っている昭和の初めに生まれた爺様は、戦中戦後の波乱の時代を生き抜き趣味なんてものは大体なくて一生懸命ただひたすら家族のために働いた人ばかり。気が付けばゆる~い時代になっていてそのゆるさについて行けず、まぎれる事も出 […]
十五話 毎日な、一生懸命やっとったらええ。やっさんの教え
愛媛県生まれ四姉妹の二番目。村の中で一番の男前と結婚したことが自慢。「お国のために!」と過酷な仕事も進んでしていたし、辛いと思ったことなんか一回もない。だってお国のためにやれたんじゃけん。と胸を張る。大柄で既製品が着られ […]
十四話 原田呼んでくれっ!!
大手企業で重役を務め、退職後は奥様との~んびり過ごしていた。が、奥様が病に倒れ息子氏夫婦と同居、その頃からは食っちゃ寝食っちゃ寝、で、銀行に通い通帳記入がもっぱらの趣味になっていた。元々お金の計算が早く、金銭管理が得意だ […]
十二話 医師の嫁 認知症になる。
冷蔵庫を開けると、下駄が入っていた。お風呂場には植木鉢がひっくり返り、隠すように丸めた汚染物が放り込まれていた。下駄箱には肉が散乱しお金がばらまかれていて。リビングのペルシャ絨毯はおしっこでグチュグチュで、間接照明には便 […]
十一話 元気でいるか?お金はあるか?今度いつ帰る?完
ちょっとした夏風邪を引いた陽子ちゃんは、どんどんどんどん自分の世界に入っていった。人を寄せ付けないし、出会った頃の他人の陽子ちゃんだ。笑わん、泣かん、怒らん、自分の風邪以外には何の興味もない陽子ちゃんに戻った。闇は深いぞ […]
十話 元気でいるか?お金はあるか?今度いつ帰る?二部作
精神科の病院に入所前面談に行ったら、ドアを開けるなり「帰ってください。どこにも行きませんから。私家に帰るんです。帰ってください。」と言い速足で去って行った。どうにもこうにも話にならんので一旦引き上げたら、次の日入所します […]
ファイザー社の皆様へ
ブログを書かなくても、施設長から怒られることはなくなり、誰も読んでないブログだし諦めたんだなと思いつつ久しぶりに書こうと思います。先日、うちの施設は大体がワクチンを接種し、七夕祭り(超小規模)を開催した。祭りは楽しい。暑 […]
